暮らしの中のフェアトレード 
ナマケモノダイブ vol.1  暮らしの中でのカブヤ編みと染色について
         
vol.2  村でいれる、インタグコーヒーの味 

コーヒーの生豆をかまど焼いてくれる、エドムンドのママ。
フニン村の多くの家庭では手作りのかまどとガスコンロが併用されている。
かまどにお金はかからないが、ガスはタンク一本で$4。
マッチをきらせば、山一つ向こうのお隣にむかって叫ばねばならない。
お腹に力をいれ、「マッチ貸してー!」って。

「かまどの方がごはんは美味しいんだけどね」と、みんなはいう。
ただ、乾いた薪をいつも用意しておくのは、以外と大変なのだ。
たとえば、ジャムを煮たり肉を焼くのはかまどの火、
スパニッシュオムレツはガスコンロ、といった具合で使い分ける。

このお家は比較的裕福なのだが、大きなかまどのみ。ガスコンロはない。
夜は冷え込むので、かまどに火をいれると子供たちが集まってくる。
朝も、夕方も、かまどの火であたたまった、台所の壁の外には、
パパが寄り掛かっている。 ルセロ家の「システムキッチン」である。

カプチーノを飲みたいなら、まず、早起きをして子牛をつれてくるべし。
フレッシュなミルクが必要だ。

働きもののマルシアは、家の誰より早く起き、まだ小さな10人の弟や妹の面倒をみ、動物の赤ちゃんの世話もする。

カプチーノをつくるろうと約束した日の待ち合わせ時間、朝6時。
これでも、牛の乳を絞るには、おそすぎるくらいだって。

子牛を携えて、その母牛から絞ったミルクを泡立てる。
まだ生温いミルク。
新鮮なので、まあまあ泡立つ。

普段村では、挽いたコーヒーの粉を直接お鍋に入れて煮立てます。
日本で飲んでいる配合で、ネルドリップをやってみる。

まずはブラックで試飲中。
フニン村の竹のキャビンには、なんだかコーヒーが良く似合う。

違いの分かるひと、アリリオ。

緑色のマグにはたっぷりスプーン三倍の砂糖。
ここでは、コーヒーをブラックで飲むとは信じられないそう。
ブラックが好きな私も、村で飲むコーヒーには、
この村でよくとれる黒砂糖をたんまりいれてしまいます。

ネルドリップを試みた翌日、チャリート(ロサリオのニックネーム、おしゃべりという意味)が「見せたいものがある」というので家にいってみると、
なんと、もうネルドリッパーができている!
「昨晩、家にあった シーツと針金でつくってみたの。これでいいかね?」

おそるべき、商品開発力!
フニン村には、東急ハンズも、流行りの洋服もないけれど、沢山の子供たちのための足踏みミシンが多くの家庭にあり、なんでも修理や手作りができます。

 

エクアドル風3つのコーヒーレシピ

フニン村名物コーヒーリカー(licor de cafe)

全てフニンにある材料で作れてしまう地産地消ドリンク
用意するもの:極深煎りコーヒー豆/アグワルディエンテ(ラムや焼酎でも可)/砂糖/ミルク/バニラエッセンスやシナモン

1) アグワルディエンテ(さとうきび原料のスピリッツ)に、極深コーヒー豆を漬け込む。

2)蓋をして、常温で8日間以上待つ。色付いてきたら、頃合を見計らって、

3)お好みで砂糖やバニラ、シナモンを加え、飲む前にミルクで割る。

4)甘いけど強いので、酔っぱらいすぎないようにね。  ブエンプロベッチョ!

カフェコンレチェ(南米の味)

カフェコンレチェ(cafe con leche)とは、ミルクコーヒーのことで、エスプレッソをたっぷりミルクで割ったもの。
南米を旅行中、エクアドルやペルーでこのカフェコンレチェをオーダーすると、ただのホットミルクと、
濃いコーヒーのエキスの入った瓶、またはインスタントコーヒーの瓶、そして砂糖のたっぷりはいった壷が出てくる。
そんな旅を思い出す、カフェコンレチェのインスタントレシピ。

1)ミルク、または豆乳をあたためる。(沸騰すると膜ができちゃうので直前でとめてね。)

2)そこに、カルロスさんのインスタントコーヒーをたっぷり入れる。

3)お好みで砂糖を入れれば、まさにカフェコンレチェの味。   ブレンプロベッチョ!

チャリートおばさんのドゥルセデレチェ

ここでは、牛を飼われていない方が、街でつくるときのレシピを紹介します。
用意するもの:牛乳1カップ/生クリーム1カップ/砂糖2分の1カップ

1)厚手のお鍋に上記の材料を入れてごく弱火にかけ、時々木べらでかき混ぜる。

2)30分くらい煮るととろみが出てくるので、焦がさないように、丁寧に鍋底から木べらを直角にたててかき混ぜる。

3)最初の半量になるまで煮詰めたら、できあがり。目安としては木べらからトロリとジャムが落ちるくらい。
 冷めるともう少し固くなります。

4)スコーンやクッキーにつけていただいても、美味しい。    ブエンプロベッチョ! 

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