森のお守りーハチドリ印の携帯用箸vol.2
e's×SlowWatercafe×SnowPeak
Be a Change Agent!
Be the Change Agent! 変化の担い手になろう。
どんなに忙しいときも、袋からお箸を取り出し、くるくるまわして、組み立て、食べてみて。
マイ箸を持って、ごはんと一対一で向き合う。それは、自分らしくあるための時間。」
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フリーの環境ジャーナリストとして、国内外の環境に関するニュースをメールで配信続けている枝廣淳子さん。今彼女が取り組むのは、環境に関して出来ることをする「変化の担い手」の「大量生産」。
Slow Water cafeの携帯用箸『森のお守り』も、割り箸を使わない"変化の担い手"をつくってきた。お守りの「ごりやく」をもっと強力にするために、変化を作るためのアプローチを、枝廣さんに学びながら、e’s(イーズ)と一緒に作ったベージュ色の携帯用お箸『森のお守り第2弾』が、もうすぐ完成する。
枝廣さんが、森のお守りのグリップ部に選んだ言葉は、Be a Change
Agent! ?チェンジエージェントとは直訳すると「変化の担い手」だが、この言葉には「実際に変える人」という意味があるそうだ。つまり、「自分自身を変え、さらに変化の担い手を作る人」のこと。
「なぜって、今は何が問題であるかについては、分かっている。化石燃料の限界についても、CO2の排出に関しても、みんなが知っていて、問題をどんなに唱えても、解決しなかった。では、どうすればいいか。様々な問題を前に、ものごとを実際に変化させてゆくしかないのです。」しかし、例えば地球温暖化ひとつをとっても現在の環境問題は深刻だ。講演会で300人の前で大事に話をし、全員に伝わったとしても間に合わない。でも、そこで300人の「変化の担い手」を作ることができれば、彼らの周りから変化が増殖されていくはず、というのが枝廣さんのたてた筋道だ。
「変化というと、革命とか変革とか、とかく何か大それたことをやることだと考えがち。でも、簡単なことでもいいんです。誰でも毎日3回は食事をするでしょ。その度にこのお箸を使えば、周りの人にもよいメッセージを発信できる。」自分の時間を上手にマネジメントするために、毎朝2時に起きていることで有名な枝廣さんだが、いったい何時に朝ごはんを食べているんだろう?と、常々疑問だったことを聞いてみた。「朝ご飯はみんなと同じで7時か8時かですよ。起きてから6、7時間は飲まず食わずの状態なんです。」だけどそのみんなが起きるまでの時間はとても気分がいいそうだ。
枝廣淳子(えだひろじゅんこ)
京都生まれ。晴遊雨読の子ども時代を送る。東京大学大学院で教育心理学専攻修士課程修了。同時通訳者・翻訳者・環境ジャーナリスト。国際会議等での通訳、出版翻訳のほか、心理学をもとにしたビジョンづくりやセルフマネジメント、環境問題に関する講演、執筆などを行う。著書に、『朝2時起きで、なんでもできる!』、『地球のなおし方』、翻訳書に、『ライオンボーイ』、『成長の限界--人類の選択』など多数。イーズ
http://www.es-inc.jp/
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ここでいきなり枝廣さんからクイズが!
「日本で一番最初に箸を使ったのは誰でしょう?」 ●答え:聖徳太子
「日本におけるお箸の起源は1400年ほど前、聖徳太子が中国から戻った使者に聞いて初めて使ったことで、1350年前のお箸が現存している。しかし、実はもっと昔、神話の中には「スサノオノミコトが谷川から流れてきた箸を見て、山奥に人が住んでいることを知り、訪ねていった。」とある。面白い!
クイズ2「では、割り箸を日本で最初に使いはじめたのは誰でしょう?」
●答え:江戸時代のお蕎麦屋さん
「割り箸は、江戸時代におそば屋さんが使い始めた。現在は、一年間に250億膳、つまり箸を使えない赤ちゃんまで含めた日本に住む人全員が一人200膳の割り箸を使っている計算」(高知新聞連載より)になる。このコラムで枝廣さんは、間伐材の割り箸工場を訪ね、日本で使われている割り箸のうち約95%が輸入材であり、木を切りすぎて洪水が起きてしまった中国のことや、日本の割り箸のためにもしかしたら原生林を切っている国さえあるかもしれないことを聞いた。外国の木を使うのは、その方が安いから。しかし県の面積のうち84%が森林である高知県は、やろうとすれば高知の人が使う全ての木材をを県内の森林からまかなうことができる。今、その森は荒れ放題だが、木は石油と違って「育つ」持続可能な資源であり、そこに希望があるということを示す。また、割り箸のリサイクルをしている会社の連絡先も紹介している。(横に註*『森のお守りver.1』ご利用のお客様で、家業のラーメン屋さんで出る割り箸を集め始めた方がいらっしゃいます。ラーメン屋さんの名前
/リサイクル業者の電話番号をここに)割り箸論争を色々と考えた末、リサイクルできても、どういう木で作ったとしても、"使い捨て"はもったいないよね、と、「マイ箸族」のことを紹介している。
参考;こども高知新聞「守ろう地球!身近なモノのエコロジー」
こうして一つの問題を掘り下げるのをきっかけに、様々なことが自分で考えられるようになる。分かりやすく、面白く説明することで、子供のチェンジエージェントをつくっていけるんですね、というと、「問題がどう、現状がどう、というのも大事。でもそれより今必要なのは"君たちには変える力があるんだよ"というメッセージなんです。」と枝廣さん。
こうした執筆や講演活動を通じて、子供、大人、ビジネスマン、主婦など、いろんなレベルのチェンジエージェントを作ることに取り組んでいる。彼女のお話を聞いた人の中には、「言われてみると私もチェンジエージェントだったんですね」という人が多いという。「change
agent」という言葉は、すでに変化を起こしている人たちにとっての、勇気づけにもなっているようだ。*絵:ハチドリから吹き出しでchangeagent。
枝廣さん自身は、昔は箸箱にお気に入りの塗り箸を入れて持ち歩いていた。でも、鞄の中でカタカタと音をたてるのに少し困っていた。それから、人に頂いたり、福祉作業所で作られた箸も持ち歩いたけれど、やっぱり長いと鞄の中でかさばり持ちにくかった。でも、この森のお守りは半分のサイズに解体でき、たとえば、外国で講演をしたり、パーティーに出るときなどの、小さなバッグにも入ってしまう。
「持ち歩いている実感として、この箸の作る変化は、take charge とか take control、つまり「自分の面倒は自分でみる」ということなのでは?と思います。レストランではいつもお箸を用意していてくれるわけだけど、そこまでお世話にならなくてもいい、出されるものを無条件に使わなくてもいいということに、気づかされる。
特に私は、用意されたときのお箸を断るとき相手の反応が面白くて楽しみなんです。使う人には是非、これで食べているときの"自分の(身体の)感覚"を感じ取ってほしいと思います。」箸を組み立てるとき、枝廣さんはいたずらっぽい嬉しそうな顔をしている。「このネジをまわす時間は、とても好き。どんなに忙しくても、袋から箸を取り出して、くるくるまわして、組み立てて、食べる。晴れときどき曇り、じゃないけど、1日の生活の中で、ときどきLOHAS、ときどきSLOWでもいいじゃない?!「自分が腑に落ちるライフスタイル」というものを求めるひとたちは、着実に増えている。」まず箸を持ち歩くということに気づけば、きっともっと大事なことに気づいていくはずです。」
最後に、あったかいお箸の話。「何年か前に家族で旅行に行ったときのことです。お家で使っているそれぞれのお箸を、袋にまとめて入れて持っていきました。帰りに、富山県の魚津駅で、朝、どうしても時間がなくて駅そばを食べたんです。袋に箸をしまって帰ろうとすると、きっと奥からみていたんじゃないかな、お店の奥からおばさんが出てきて、「よこしな」と言って箸を全員分洗ってくれました。熱湯消毒したあとの箸のぬくもりが、嬉しかったのをおぼえています。」できることをしている枝廣さんたち家族に対して、おばさんも、何か答えたかったんだろうな、と、私たちもぽおっとした。
(2005.9.晴れた秋の日)
//. // .//. //. //コラム 枝廣さんの話の箸っこ//. //.
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以前あるカフェのこんなできごとを聞いた。以前まかないを食べる際に大きなカレースプーンで食べていた。休憩時間にもかかわらず、溜まった仕事に追われるようにして、ごはんをかきこんでしまう。そこで、道具をスプーンではなく、敢えて箸に持ち替えてみた。すると、以前よりは落ち着いて、ごはんときちんと向き合い、よく噛んで、食べることができるようになったそうだ。そのカフェでは、箸とはスローダウンする道具。では枝廣さんの頭の中で、箸とはどのようなものなのか。
1)一対一で向き合える道具
大人になってから社員旅行に行ったときに、宴会の席で室内での障害物競走があった。卓球のボールを箸でつまんで、障害物の中を運んで行くというもの。みんなが球を何度も落としてはひいひい言っているなか、吸い付くように球をつかめた枝廣さんは、ゆうゆうとゴールまで行き、そのお陰でチームは圧勝だった。
「あれは卓球のボールと自分が完全に一対一で向き合っていたから運べたんではないか。」と、枝廣さんはそのときの不思議な感覚を振り返る。「例えばお玉だったらきっと無理。お箸というのは、そういう風に一対一で向き合える関係性を作ってくれる道具ではないかと思うんです。」
2)ねこまたぎ箸を使うのは昔から上手だった枝さん。
お父さんとそろって「ネコマタギ」と言われていたそう。お魚を食べること、とくに魚のあらが大好きなのだそうだが、いつももう骨だけしか残らないように綺麗に食べてしまうという。たとえそれが落ちていても、骨ばっかりだから猫が見向きもしないで通り過ぎていくように食べることを「ネコマタギ」という。今回の取材で枝廣さんに教えてもらったことば。
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