エクアドル直送最新情報

 

 

 撮影:和田彩子

●「鉱山開発にNO!」500人が結集:


10月9日、バルセロナ村で行われた鉱山開発反対集会は、22の
コミュニティから500人以上が参集し、素晴らしい成果を収めた。


その後、鉱山開発側によるコミュニティの土地収用や侵犯はない。
会場となったバルセロナ村へのアクセスが不便であるにも関わらず、
こんなにも大勢の人々が集まったことに、我々はしばし酔いしいれた。

デコインとコミュニティ発展評議会の共催によって開かれたこのイベ
ントでは、我らが知事アウキ・ティテゥアニャをはじめ、各コミュニティ
の代表、44の先住民のコミュニティで構成されている郡共同体連合
(county community association )から、鉱山開発反対を支持する
発言が相次いだ。

今、こちらでは、アセンダント社がまもなくインタグを去るだろうという
噂が流れている。この噂が出はじめたのは、感動的なバルセロナで
の鉱山開発反対集会と、後で詳しく述べるコタカチでの政治的勝利
以降のことだ。

アセンダント・エクスプロレーション社にとっては、大多数の住民が
鉱山開発に「NO」を唱えるインタグ地域の中で、開発賛成派に
(このまま計画がぽしゃってもいいのかい?と)圧力をかけるため
にも、こうした噂が必要だったのかもしれない。

●人権侵害への調査はじまる:
2ヶ月前、鉱山開発反対運動を担う我々の仲間が、殺害予告や
暴力など様々な人権侵害を受けていることに対し、私たちはキト
にある人権擁護機関CEDHU(COMISION ECUMENICA DE
DERECHOS HUMANOS)に状況を訴えた。

嬉しいことに、訴えの内容を調査するため、1週間前、政府と
検察庁のメンバーで構成される調査団がインタグにやってきた。

調査団は脅迫された住民たち(マチェテで鉱夫を追い払った婦人
を含め)に聞き取り調査をした。報告書がいつできるのかは定か
ではない。


一方、まもなく私たちは、アセンダント・エクスプロレーション社が
行ってきた、そして現在も続いている数々の不法行為に対して、
検事たちと話し合う機会がもてる予定だ。

●政党パチャクティック、圧勝!:
アセンダント・エクスプロレーション社の棺にまた1本、釘が
打たれた。

エクアドルでは10月、地方選挙が行われたのだが、コタカチ郡に
おいては、インタグ地方6教区のうち5つの教区で鉱山開発反対
を訴えた候補者たちが圧勝したのだ!


鉱山開発側にとって安全圏であったガルシア・モレノ教区でさえ、
結果は「負け」だった。勝利を収めた政党、パチャクティックから
出馬した候補者たちは、鉱山開発反対を公約に掲げていた。

先住民キチュアの知事であるアウキ・ティテゥアニャ氏もまた、
一貫して鉱山開発反対の姿勢を表明し、3期目の再選をやす
やすと果たした。今後4年間、アセンダント社の横暴を止める
ために尽力してくれることだろう。

●「インタグ新聞」名誉毀損?事件、続報:
インタグ新聞が言われなき名誉毀損で訴えられたことは
先日速報でお伝えした。

が、この件はおそらく立件不可能であろうという判断に
我々は達した。


エクアドルの法律では、会社組織(この場合はインタグ新聞)
は人間と同様の権利をもつとはみなされないため、名誉毀損
で訴えることができない。


さらに、インタグ新聞の編集長メアリー・エレンは、合法的に
召還状を届けられていない。つまり、彼女は裁判への召還状を
本人配達ではなく、私書箱で受け取った。


まったく、鉱山開発に反対する人々を恐がらせようとする馬鹿げた
行動の数々よ。ひとつだけ厄介なのは、イバラの裁判官がアセン
ダント社に買収されていることだ。


一方で、入ってきた情報によると、コミュニティ発展評議会のリーダー、
ポリビオ・ペレス氏がアセンダント社に訴えられるかもしれない。
現時点では何の罪状でかは不明。わかり次第また報告しよう。

●次はクエジャヘ教区か!?:
現在、アセンダント・エクスプロレーション社は、クエジャヘ教区
で4000ヘクタールの土地を手に入れようとコミュニティと交渉し
ている。


もし開発側がガルシア・モレノ教区に問題があると考えるなら、
クエジャヘでどのような反対運動が彼らを待ち受けているか
想像できそうなものなのに。


クエジャヘ教区では、鉱山開発に反対する人たちのほうが多い。
しかも先月の選挙では、鉱山開発を推進する候補は1人として
票を集められず、当選しなかったのだ。

●子ども騙しのデコイン中傷:
1ヶ月くらい前だろうか、反デコインを掲げたへんてこりんな
ウェブサイトが作られた。サイト名は「出て行け、デコイン」。
http://www.fraudecoin.org


面白いことに、このホームページを運営している人たちの論調は、
10月の地方選挙でみごとに敗北した鉱山開発推進派の演説と
非常に似通っている。


ホームページにも共通するその手法とは、
・選挙に出馬した対立候補への攻撃は一切なし。
・一方的な主張のみで、公の対話窓口がない。
・デコインと我々の仲間数人に的を絞っての子どもじみた攻撃ばかり。


このホームページもまた、捨て身のアセンダント社がなんとかインタグ
住民を鉱山開発推進派に取り込もうとするひとつの作戦にすぎない。
彼ら以外の誰がホームページを作るノウハウと経済的余裕がある?


それにしても、このホームページは(事実無根すぎて)笑うしかない。
我々やデコインの活動を知っているみなさんもそうだろう。

●汎アメリカ人権委員会の判決に期待:
最後に、(コタカチ郡の生態系保全条例を無視して鉱山開発に
ゴーサインを出した)エクアドル政府の憲法違反を訴える、
汎アメリカ人権委員会での訴訟について報告しよう。


私たちの仲間である弁護士は少し途方にくれていたけど、今年
の終わり、あるいは2005年の初めまでには結審するだろうと思う。


とにかく、ここはエクアドル。
情報はいつも恐ろしいほどスローにしか集ってこないのだよ。
みなさんの支援に心から感謝している。
そして、覚えておいてほしい。
(残念ながら)、まだ闘いは終わっていない・・・。

カルロス・ソリージャ
DECOIN
http://www.decoin.org

 鉱山開発のない地域をつくる アウキ・ティトゥアニャ氏 三選

エクアドル、コタカチ郡の知事選挙で、アウキ・ティトゥアニャ氏が3選を果たしました。

詳しいことは現地に駐在している仲間たちからもうすぐ報告されると思いますが、

この選挙の争点がコタカチ郡にあるインタグ地域の鉱山開発の是非をめぐるものだっ

ただけに、鉱山開発反対を鮮明に打ち出していたアウキさんが勝ったことは、

大きな意味をもつと思います。おめでとう、アウキさん、インタグの仲間たち。

 フニン続報:地元メディアのインタグ新聞が、開発賛成派に訴えられる

SlowWaterCafeが、時々お届けする商品の包装に使うインタグのローカルな新聞紙です。

9月28日
「インタグ新聞」の編集者、メアリーエレンが今日私に電話してきて、
この新聞が名誉毀損で訴えられたとのこと。訴えたのは、アセンダント
・エクスプロレーション側につくインタグ住民だそうだ。
インタグ新聞は、草の根のローカル新聞として、これまで多くの情報を
発信してきた。鉱山開発に反対するDECOIN(インタグ住民で構成
される環境NGO)の闘い、鉱山開発に賛成させようとコミュニティや
人々に展開された策略(賄賂、買収)など。もちろんそれらの記事は
すべて事実に基づいている。
インタグ新聞による真実の報道は、鉱山開発プロジェクトに対抗する
主要な役割を果たしてきたことは間違いない。それ以上に重要なのは、
他に情報源のないインタグ住民に、「一体何が行われているのか」を
伝え続けていることだ。
今回のニュースに支援したいと思う方は、メアリー・エレン(インタグ新聞
編集長)に手紙を書いてくれ。今後とも支援をよろしく頼む。

E mail address: Mary Ellen
intag2001@yahoo.com
Please help to keep the paper going.
    

カルロス・ソリージャ
★現在、メアリー・エレンに励ましの手紙を書くよりも、抗議の手紙を
 訴えた側か裁判所に送ったほうがいいのでは、と雛形のメール文
 とサイバーアクション先をカルロスさんに聞いています。
 (ナマケモノ倶楽部事務局・馬場)

 フニン続報:2004年8月28日 道路機材が追い返され、アゼンダント社に更なる打撃

去る8月27日金曜日、フニン地区の5つのコミュニティーが道路を補修するというアセンダント社側の提案を拒絶したことによって、アセンダント・エクスプロレーション社に更なる打撃が加えられた。この決定によって同社は機材を撤収し、地区を立ち去ることを余儀なくされた。


チャルワヤク・アルト、チャルワヤク・バホ、フニン、チョンタル・アルトとラ・アルメニアのそれぞれのコミュニティーの代表は、アセンダント・エクスプロレーション社のインタグ地区代理人、ネルソン・モレノ大尉と会見し、採鉱プロジェクトを支持することと引き替えにコミュニティーの道路を補修するという申し出をきっぱりと拒絶した。地元側は、州政府に道路工事を行うよう圧力をかけていく予定だ。これらの工事は当然州政府が責任をもっておこなうべきことである。

一方、アセンダント社は、最近同社のホームページの概要欄(http://www.ascendantexploration.com/overview.html)に、鉱区での活動(サイトによると、掘削)を開始したという誤った情報を発信している。これは事実からほど遠い。同社はそのような活動を始めるために必要な環境影響調査も行っておらず、殆どの鉱区(ゴールデン1、ゴールデン2)が存在するフニン地区の人々は、彼らの土地への同社のいかなる侵入の試みも防いでいる。その地区に入ることなしには、合法的に環境影響調査をすることは不可能である(「合法的」というのがキーワードだ)。


フニンの最新状況は、以下のページで。
http://www.decoin.org/weblog.html
この問題にもっと関わりたい方、それぞれの場所で、何でも良いから始めて下さい!

デコイン
カルロス・ソリージャ


 フニン続報:2004年8月26日 フニンでの対決


去る8月22日月曜日、アセンダント社は、なたを持った100人近くの賃金労働者を引き連れ、フニン鉱山開発計画によって影響をうける可能性の最も高い3つのコミュニティーの意志に反して道路補修工事のための機材を無理やり運び込もうと試みた。労働者たちは、鉱区から遠く離れた地域の者たちで、建前としては道路工事のためになたを持ち、日給40ドル(一般的な日給の5〜6倍)を支払われていたとのことである。


対決は、ロマ・ネグラと呼ばれる地域とチャルワヤク・アルトの間の比較的フニンに近い狭い道路で起こった。3台のトラックに乗った80人あまりの
フニンや近くのコミュニティーの人々が、アセンダント社の賃金労働者たちと対峙し、進行を阻んだ。地域開発協議会会長のポリビオ・ペレズ氏が一番に到着し、言葉による攻撃と体への暴力の最初の標的となった。暴力はフニンの代表団が到着すると同時にやんだが、殺しの脅迫や言葉による攻撃が続いた。報告によると、ある時点で汚職で捜査を受けた経歴のある元国会議員ロナルド・アンドレード氏のハンドガンで武装した数人のボディーガードがペレス氏を脅迫したが、木や鋼鉄の棒をもった女性たちが、ペレス氏に触れたら殺すとボディガードたちに告げ、彼女たちのコミュニティーの指導者を守り、ボディガードらを退却させたということである。アンドレード氏は今回の衝突の中で数度にわたりポリビオを脅迫した。


緊迫した対立は平和的に終結した。隣人同士の血を見るような対立を避けるため、実際に影響を受ける地域住民だけが今週の金曜日に話し合いを持ち、今後のことについて決定するということが合意された。それまでは、現在行われている道路補修工事の継続が許可された。しかしながら、この合意の数時間後に、アンドレード氏と数人のボディガードらがポリビオ・ペレズ氏の家に車で乗り付け、その後近くの河原へ行って発砲、ポリビオを恫喝しようと試みた。銃声のあった時、ポリビオの妻と子供たちは家にいたが、怪我はなく、家にも弾はあたっていない。明かな脅迫である。


アセンダント社の社員であり、同社のチンピラ集団のボスであるネルソン・モレノ大佐と名乗る人物は、地元代表団に対して、鉱山開発を早めるために社は道路工事機材を送り込んだと脅迫した。以前の会見時には、アセンダント社の代理人は地域の道路の維持をヒモなしで提供すると申し出ていたのだが、多くの人々はそれを鉱山開発への支持を得るためのことであろうと見ていた。その申し出を殆どのコミュニティーが断ったが、受け入れた地域もあった。
アセンダント社は、支持を集め、反対派を分裂させるために、地元にとってデリケートである道路問題を恥知らずにも利用している。市場へ商品を運ぶために地域の殆どの人々がより良い道路を必要としている。しかし、アセンダント社の行動はその偽善を見通され、より多くの人々から拒絶されている。今月上旬にフニンで行われた会議では、アセンダント社に依存しないために、道路問題については州政府に対応を求めていくという合意がなされた。州政府もこれに合意したが、機材と雇われ暴力団を引き連れてアセンダント社がやってきたのは、その3日後であった。


現在の状況としては、明日金曜日に道路問題に最も関わりの深いコミュニティーの代表のみで再度会議が行われる予定である。この会議には、退役軍司令官のシーザー・ヴァラチ(アセンダント社の地元連絡係)が出席するということだ。ヴァラチは軍情報部とつながりを持っている。


地元側は、恐らく厳しい条件付きで機材の搬入を受け入れると予想される。その条件とは、工事が鉱山開発また地域住民の鉱山開発への支持と無関係に行われること。そして工事が特定の時間的制限を持って行われ、終了したら立ち去ること。いずれもアセンダント社には受け入れがたく、受け入れたとしても守るとは思われない条件である。フニン、そして他のもっとも鉱山開発に影響を受ける可能性の高い3つのコミュニティー(セロ・ペラド、バルセロナ、エル・トリウンフォ)は、彼らの地区の道路に機材を置くことを全面的に拒絶している。彼らはその立場を変えそうには思われない。フニンは他の地域(チャルワヤク・バホ、アルトとチョンタル)が諦めた場合、州政府へ助けを求めることになる。しかし、選挙キャンペーン期間中は、辺鄙なコミュニティーは忘れ去られ、より人口の多い地区が重視される傾向がある。デコインは、言うまでもなく、鉱山開発プロジェクトと、採掘会社からのいかなる「援助」にも反対する地域開発協議会と地元コミュニティーのサポートを続ける。


情勢としては、必要な支持が得られていないアセンダント社にはあせりが見え、ジュニンから遠く離れた場所のコミュニティーや地域政府、学校などに支持を求めて奔走している。大学や高校にコンピューターを提供すると申し出たり、町のイベントに資金を提供したり。。。などなど。アプエラ高等学校のケースでは、校長に「欲しいものを何でも書いて提出」すれば、アセンダント社が資金を提供すると告げた。幸いなことに校長はまず父兄とミーティングを持つよう警告を受けた。そのミーティングで、殆どの父兄が申し出を拒絶した。父兄や一般の人々が問題をよりよく理解できるために、デコインとアセンダント社の公開討論会を開くことが合意された。


私たちは、その討論会を楽しみにしている。

デコイン事務局長
カルロス・ソリージャ
Defensa y Conservacio'n Ecolo'gica de Intag
PO BOX 144
Otavalo, Imbabura
Ecuador
<http://www.decoin.org/>
decoin.hoy.net (espan~ol)
intagcz@uio.satnet.net (ingles)

 フニン続報:2004年8月23日コミュニティーのリーダー、アセンダント・エクスプロレーションを拒絶

 先週の土曜日、8月21日に、フニンとその周辺の5つのコミュニティーでは、満
場一致でアセンダント・エクスプロレーション(注:鉱山開発会社)からの新し
い道路の建設、その他の再建設などの申し出をを受け入れないことを決定した。
それは、地元コミュニティーに、鉱山開発プロジェクトを売りつけるひとつの手
段を断ったということである。


 この拒否は、地域発展評議会のポリビオ・ペレス氏と参加していた人々全員に
よって支持された。そして州政府に、公道を作る際、決してアセンダント・エク
スプロレーションが建設を請け負うという申し出を受けないようにと申し出るこ
とも決定された。


 これが今アセンダント・エクスプロレーションのフニン鉱山開発プロジェクト
の最新情報だ。この会社は、地元住民の強い反対により、採掘権を所有しながら
も鉱山開発を進めることができていない。この採掘権は、コミュニティー保護
区、そして私有保護区の土地にまたがっているのだ。


 この反対運動は、コタカチ郡の知事、アウキ・ティトゥアニャ氏やコタカチの
市政に携わっている人々の強い支援によっても支えられている。


 その他、8月初旬、フニン周辺の5つのコミュニティーは、バルセロナという鉱
山開発の影響を強く受けているコミュニティーにおいて会合を開き、アセンダン
ト・エクスプロレーションの鉱山開発を食い止める再確認をし、バルセロナ宣言
を行った。この宣言は、コミュニティー、あるいは反対運動のリーダーたちに対
する鉱山開発会社アセンダント・エクスプロレーションの鉱山開発活動、脅迫、
脅威、そしてその存在を認めないということを宣言したものである。さらに、ア
センダント・エクスプロレーションがフニンのコミュニティー内に入ることを禁
止し、コミュニティーの分断を招かないような環境にやさしい開発をしていくこ
とも謳われている。


DECOIN(デコイン)
Defensa y Conservacio'n Ecolo'gica de Intag(インタグの生態系の防御と保全)
PO BOX 144
Otavalo, Imbabura
Ecuador
www.decoin.org <http://www.decoin.org/>
decoin@hoy.net
intagcz@uio.satnet.net                 

 

   フニン続報:2004年8月4日


みなさんへ
 残念ながら、書くことがたくさんあるよ。フニンの最新情報だ。どうか協力し
てくれ。


1. 今日、私は、フニンのコミュニティー保護区から1kmも離れていないところ
に、70人収容できるキャンプを鉱山開発会社が設置したということを聞いた。
昔、三菱マテリアルの宿泊施設があった場所に再度宿泊施設を設置する予定らし
い。そしてこの場所は、コミュニティー保護区の中に位置している。フニンの人
たちは毎日、あるいは一日おきにパトロールを行っている。そしてトランシー
バーを利用してコミュニケーションをとっている。


2. 昨日(8月1日)、私たちは信用できる情報筋から、鉱山開発会社の役員
(ヴィジャシス将軍も含む)らが、鉱山開発に対して反対を唱えている家族の強
制移住を求める署名集めを行っているということを聞いた。これはコミュニ
ティー保護区の侵略の支援を得る戦略でないかと思われる。合法的に彼らは、裁
判所の命令なくして、立ち退きを命ずることはできないのだが、しかし、警察と
軍隊の力を使って、立ち退かせるかもしれない。私たちは今状況を見ている状態
だが、非常に難しい。なぜならフニンには電話がないからだ。現在、コタカチ郡
自治体と協力し合い、この動きを止めようとしている。


3. さらに昨日、アセンダント・エクスプロレーション(鉱山開発会社)が大き
なトラクターを運んできた。フニン周辺地域(チャルワヤク・バホ、チャルワヤ
ク・アルトを含む)へ向かう道の幅を広くするために、閉ざしてしまった。鉱山
開発会社の支援をコミュニティーから得るためだ。.
このような強行的な動きがあるのは、おそらく鉱山開発会社が乾季の間、すなわ
ち10月末までに、採掘活動をしなければいけないと考えているからだと思われ
る。私たちは鉱山開発投資側はかなりナーバスになっている感触を受け取っている。
その一方で…。


4. DECOINは、ここのところの強行や保護区、コミュニティーからの住民の強制
退去に反対する地域の人々の署名を集めている。あなた方にもそのうち送るの
で、ぜひ署名してほしい。


昨日、新しい看護婦さん(ナマケモノ倶楽部のみなさんありがとう)がチャルワ
ヤク・バホに入り、このコミュニティーのために活躍し始めた。私たちはさら
に、月に一度かかる医師の派遣にかかる交通費などの費用を調達した。そして簡
易診療所の設立に向けて動き出した。
最新の会合や集会:先週の土曜日(8月1日)、私たちはアプエラ(インタグの中
心的町)で、鉱山開発対象地周辺コミュニティーや他のコミュニティーなどと集
会を行った。キトにあるNGO、CDESに所属するホセ・セラノが、鉱山開発反対運
動と彼らのここでの活動への支援について話にきてくれた。(汎アメリカ人権委
員会など)その会合に、私たちの知事、アウキ・ティトゥアニャ氏が来、インタ
グで行われている乱暴な鉱山開発活動に対して、知事としての支援を約束してく
れた。


ガルシア・モレノ(フニン村に一番近いバスの停留所があるところ)において7
月17日に開かれた集会に参加料として、参加した住民に一日10ドル支払われたと
いう情報を得た。そのコミュニティーに召集がかかった会合は、ガルシア・モレ
ノ教区に、「開発プラン」と呼ばれる鉱山開発を支援する書類にサインをさせる
ためだった。コミュニティー発展評議会とともに、私たちは、彼らを追い出すこ
とができたのだが。この会合には400名の参加があったのだが、1日10 ドルの参
加量のため、多くの人は鉱山開発賛成派だった。しかしすべての鉱山開発の影響
を直接受けているコミュニティーは、インタグにおける鉱山開発の存在を否定
し、拒否することを決めた。さらに、前述した書類にはサインはされず、ゆえ
に、この日の会合の目的を破ることができたのである。ガルシア・モレノ教区の
32コミュニティーのうち、7つは、鉱山開発に対して賛成の姿勢を示したが、そ
れらのコミュニティーは、鉱山開発の影響を直接受けていないコミュニティーで
ある。そしてインタグの残りの6つの教区は、90%以上は、鉱山開発活動に対して
反対している。−インタグにおける地元団体も同様である…。ああ、さらに言え
ば、この集会において、アセンダント・エクスプロレーションの中心人物、セサ
ル・ヴィジャシス将軍は、私たちの知事を、コミュニティーのまとめ役であるポ
リビオ・ペレスを雇ったことで、彼を殺すことを公衆の面前で訴えた。知事は、
この人物を口頭誹毀で訴えることにした。


ペニャエレラ 7月10日:アセンダント・エクスプロレーションは、ペニャエレ
ラ教区の善良な人々を招待し、「発展プラン」の検証を行った。私たちはそこに
200名の人々と参加し、鉱山開発支持の会合が一転して、大きな反鉱山開発集会
となった。80%、あるいはもっと多くの人々は声高に、反鉱山開発を訴えてい
た。鉱山開発会社は、その反対の度合いにショックを受け、ナーバスになり、尻
尾を巻いて逃げていった。


その間、私たちは、何が起こっているのか突き止めるためにいくつかのミーティ
ングやワークショップを週毎に開催した。私たちはさらにコミュニティー発展評
議会(彼らは緊急に資金が必要だ!)とともにフニンと周辺地域で活動を行って
いる。


この過去数日、そしてこの何週間かは、強烈で、ストレスが多かった。この会社
はとても汚い反DECOINキャンペーンを行って、私たちが取り組んでいるプロジェ
クトから何百万ドルものお金を詐取しているというのだ!この国は、汚職にまみ
れていて、人々は簡単に買収されてしまう。鉱山開発賛成派の署名を集めた書類
を渡してしまうのは、彼らに正当化のしようのないお金を渡してしまうことに他
ならない。このような状況にも関わらず、私はすべてのコミュニティーは鉱山開
発に対して強い反対の意を示している。そしてもちろん、フニンが、周辺コミュ
ニティーの協力を得て、この反対運動をリードしているのである。


さて次はなんだ?今週私たちはフニンにおける暴力的な衝突を防ぐために取り組
むつもりである。その対決は、私たちはアセンダント・エクスプロレーションが
推進しているものだという感触を得ている。フニンの何人かのリーダーは、キト
に赴き、メディアや理解ある国会議員たちとコミュニケーションをとり、この事
態の収拾にあたっている。


悪いな。今日は本当に長い一日だった。
カルロス・ソリージャ DECOIN

 フニン続報:7月7日

***
アセンダント・エクスプロレーションによるフニンの採掘権の獲得の公式発表が
された。
アセンダントはこの鉱山開発を行うには、その規模は小さすぎるので、彼らは出
資者を探しているが、これに対峙するには、私たちの戦略はあまりにも、色合い
が薄い。
彼らにはとても深いポケットがあり、汚職にまみれた政府がその中に隠れてい
る。私たちには、平和に、自分のうちで、自然の恩恵を受けながら、尊厳を保っ
て生きたいと願っている人たちがいる。
どちらに賭ける?
カルロス


> アセンダント、エクアドル、フニンの採掘権を獲得
> 2004年7月1日木曜日 17:57 (GMT-0400)
>
> (BNamericas.com) アセンダントの持株会社は、7月1日、エクアドルの首都、
> キトから50km北にあるフニンの銅・モリブデンが含まれる地所の所有が公式発
> 表された。
>
> アセンダントはその土地の100%を個人的に所有していた者から獲得した。つま
> り開発されていない、世界で最も大きなの銅とモリブデンの鉱床を獲得したと
> いうことだ。協定によると、この会社は、12月15 日から、前採掘権保持者に
> 対して、2.5%の業者ロイヤリティーを払う必要があり、返還ロイヤリティーに
> 対して年間2万5000ドルを支払うことになる。
>
> この土地は、ゴールデン1とゴールデン2という名のふたつの採掘権を含み、
> 49km2の面積を有する。
>
> 昨年末のフニンにおけるこの会社の再調査によると、フニンには、があると推
> 察される。A company re-evaluation late last year at Junin calculated
> an inferred resource of 1.36Bt at 0.73% copper, 0.03% molybdenum,
> 1.6g/t silver and 0.01g/t of gold or 0.98% copper equivalent at 0.2%
> copper cut-off.
>
> この会社は、フニン地区においてコミュニティーとの関係性をつくることをは
> じめ、短期、中期、長期の発展プランに取り組み始めた。この会社は、近い将
> 来、現在あるとされる鉱物の可能性をさぐるために削岩プログラムとはじめる
> 予定である。
>
> Bermuda-registered Ascendent Holdings (Bermuda: AHH.BH) はエクアドルの
> 金、金属、鉄などの鉱山開発会社。
>
> BNamericas.com
>

フニン続報:2004年7月4日 みなさんへ


 こんにちは。引き続きフニンからのニュースです。
 先日、私はフニン村に行っていたのですが、私がフニンから出る途中、先日お
話した鉱山開発会社のアセンダント・エクスプロレーションという会社の人たち
が、フニンに比較的近いコミュニティーのチャルワヤク・バホの土地を買いに来
ているところに出くわしました。フニンの人たちをそれを阻止しようと相談に集
まっていましたが、土地の所有者(チャルワヤク・バホの村長さん)は、すでに
契約をしたとのことで、すでにその農園の草などを刈る作業に入っていました。
話によると、森を切り倒した後に植える木の苗木を育てる場所にするのだとか。
本当かどうかもわからないのですが、森を切り倒した後、植林するからいいで
しょうという理屈は絶対成り立たないのです。壊れた森は元には戻らないのです。
 またアセンダント・エクスプロレーションと住所を同じくする、UCHLAM(ラテ
ンアメリカの人道的かつ科学的発展基金)という団体が「フニン地域開発」とい
う文書を出しました。これには、$16,572,300.00がフニンの「持続可能」な発展
に使われると書いてありました。千六百万ドルです。これを住民の人が見たらど
う思うでしょう?いくらよくないという認識があっても、揺れ動いてしまうのは
必至です。(でも具体的にいったい何をするのかはよくわからない。いつ何をや
るのかは書いていない。)
 ちょっとですが、続報でした。

 6月14日に届いたナマケモノ倶楽部メンバーにあてられた手紙:


ナマケモノ倶楽部のメンバーへ
みなさんも知っているように私たちは、鉱山開発はみんなが求めていることだと
主張し、地域住民を買収しようとしている、フニンの新しい鉱山開発会社(アセ
ンダント・エクスプロレーション)に対峙している。彼らは、「人々」に投資し
ているといい、買収を正当化し、給料の高い仕事、病院、車道建設、はたまた有
機農園の建設などを提供している。しかし、あなた方もこの中身は知っているだ
ろう。インタグの住民(しかも私たちが個人的に知っている2名も含まれる)を
買収して、DECOINをスパイし、嘘の情報(私たちが月に3000ドル稼いでいて、私
たちがコミュニティー保護区の所有権を握り、さらにコミュニティーを利用して
金持ちになっているなどなどなど)を流している。
そういった流れに対してフニンの住民の抵抗はまだ強い。しかし、虚偽の情報や
お金の流入によって、一部の人、特に他のコミュニティーは賛成派に転向してし
まっている。
今までもそうであったように、これらの企業に立ち向かうために資金援助をして
いる団体は私たちだけである。私たちは他の多くのこととともに、恒常的にフニ
ン村や周辺コミュニティーの人たちが弁護士やコタカチ郡知事に会いに行くため
の、コタカチ、キト、アプエラ(ワダアヤ注:インタグにおける比較的大きな
町。DECOINのオフィスなどがある)への交通費をまかなう。たとえば、今度の木
曜日、私たちはエネルギーと鉱山開発省、鉱山開発会社、そしてコタカチ郡自治
体、キトの弁護士、DECOIN、さらに8つの他のNGO、そしてフニンや周辺コミュニ
ティーの15名の代表者の会合がコタカチで行われる。DECOINはコタカチでのミー
ティングに参加する人々の交通費、食費、そして宿泊費を支払っている唯一の団
体である。
ロビーイング活動以外において私たちは以下のことに緊急に資金を必要としてい
ます:
I. 環境教育キャンペーン:主な目的は鉱山開発によるダメージ、またDECOINに
対する虚偽の情報を知ること。(何故かわからないが、彼らは私たちを恐れてい
る。私たちが彼らを汚す唯一の団体だからか。)
鉱山開発会社が自分たちを利用しようとしているとき、コミュニティーの人々が
自分たちの権利を知り、事実と虚偽の区別ができるようになるということは非常
に重要で急を要する。たとえば、企業の役員たちがコミュニティーに入り込むの
に許可はいらないということ。−これはまったくの嘘である。さらに彼らは、採
掘のみに環境に対する影響調査が必要であると主張するが、これも嘘である。採
掘調査にも必要だ。コミュニティーへのよい環境教育は、彼らがいかなる嘘をつ
いているかを示すために必要なのである。
必要経費:交通費(一度につき$100)、給料(2名×1日$25)、食費、宿泊費、参
加者への飲み物。だいたいひとつのワークショップを行うのに、$300かかる。
1ヶ月に2度なので、月$600かかる。これには、パンフレット、鉱山開発法の資料
などの作成やコピーも含まれる。私たちは次の3ヶ月に必要な金額を、また他の
資金源から得る準備をする時間、(ワダアヤ注:つまり3ヶ月持ちこたえられれ
ば次を探す準備ができるので)を必要としている。
II. コミュニティー発展評議会への支援:このフニンで生まれたいくつかのコ
ミュニティーの代表者が構成する草の根団体は、鉱山開発プロジェクトに影響さ
れ、多くの地元団体の支援を受けている。主な目的のひとつに、鉱山開発反対運
動の先導をすることが挙げられる。彼らの取り組みのほとんどは、参加と調整に
ある。4人のうちの3人の役員は、フニン出身で、コミュニティーのエコツーリズ
ムのプロジェクトに携わっている。彼らは、周辺コミュニティーまで鉱山開発反
対運動がいきわたるよう、そして情報がいきわたるよう、取り組むための支援を
求めている。
また彼らは、地元コミュニティーの発展プランに取り組むための支援を探してい
る。彼らは他団体のみによる鉱山開発反対運動を望んでいない。彼らは自分たち
のコミュニティーのための生産的なプロジェクトを支援したいと願っている。
このサポートは必須である。地元のコミュニティー団体が草の根レベルでこの闘
いを引っ張っていくことは非常に重要である。現在彼らにとって最も重要な取り
組みは、他のコミュニティーに自分たちの組織(5月15日に設立)のこと、鉱山
開発の脅威、そしてより多くの支援の必要性を知ってもらうことにある。
必要経費:金額の如何に関わらず、それは助けになる。しかし最低月$600は経費
として必要になる。(交通費、通信費、月に一度のコミュニティーミーティン
グ)月$1000は、組織強化に役に立ち、コミュニティーのための生産的なオルタ
ナティブの提案書つくりの取り組みを可能にする。DECOINは、いくつかのイベン
トを支援するつもりだが、経費を削って、自分たちにできる範囲で取り組む。
(今のところ私たちが経費をまかなっている。)
III. 法的対処:DECOINは、ワシントンにある汎アメリカ人権委員会フニンの
ケースを提示する支援を行っている。これは、言うまでもなく、大きな仕事であ
るが、今のところまだ資金は必要としていない。というのも、5月15日にその決
断がなされたばかりだからである。しかしどんな資金援助も、この法的対処にお
いてものすごく大きな力になる。(今のところ私たちは前の鉱山開発キャンペー
んで取っておいた資金を使っているが、それは使うべきでないことに使ってい
る。)私たちはフニンとDECOINの代表者がこのケースを明確にし、提示するため
に私たちを支援してくれている弁護人に会うためにキトに赴くための交通費、資
料作成経費、その他これに取り組むためにかかる費用を必要としている。
ナマケモノ倶楽部が私たちを支援してくれることを願っている。鉱山開発問題以
外にも抱えている問題はたくさんある。私たちみんな、今までインタグの持続可
能なイニシアティブに投資してきた。コタカチは、エクアドルのすべてのための
持続可能なモデルになりうる本当のポテンシャルを秘めている。どうかこの実現
に手を貸してくれ。
何か質問があれば知らせてくれ。
ありがとう。
カルロス・ソリージャ
DECOIN



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